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ミルワーム

ちょいと昔、まだ自分が小学生だった頃にミルワームと言えば鳥の餌として、ペットショップに並んでたものです。
が、いつの間にか一般的なペットフードになっているってのがビックリですが・・・。
ペットショップでは上記の写真みたいな感じで小さいプラカップにフスマ(小麦粉の糠みたいなの)に埋もれて大体100匹程度が1単位として売ってます。
安いところはこれで189円程度で買えるので、大量(と言っても5カップ程度)に買っておくと後々便利です。

で、何かって言うとなんかの昆虫の幼虫で、ぶっちゃけ謎が多くて不確定なのがこのミルワームです。
もしかしたら出所がしっかりしているペットショップにおいては固定種の幼虫なのかもしれないんですけども、今までの経験からすると色んなところでミルワームを買ってみて思ったのが、成虫になるとそれぞれ違う甲虫になる(笑というものでした。
イマイチ固定されてないような・・・。
でもまぁ、確実になんかのゴミムシダマシ系って事です。


サイズ的には2〜3センチ程度の黄色いウネウネで、こんな感じです。
雑穀にまみれて生活してるので、そこそこの栄養価はあるんでしょうが成竜にあげるとなるとちょっとサイズが小さくて物足りない程度であるし、幼竜にあげるとなると消化の面で若干心配です。
ヒョウモントカゲモドキやニホンヤモリなんかの比較的小さい個体においてもそこは同じで、このミルワームの外側を覆ってる殻がなかなか固いために消化できずにフンとして排泄される事も多いんです。
それが原因で消化不良を起こしてしまったりすることは心配です。
なので本来は脱皮ねらいで脱皮したての白いやつらをあげるのが効果的ですが、そんなチャンス実は高頻度で起こらないのが現実なので・・・ 特に気温が下がって来る時期なんかは消化活動が通常よりも弱くなりますので、そう言った時期には十分な温度を保ったケージで飼育しつつあげるかもう少し柔らかいもの(たとえばハニーワームなど)をあげるようにすればある程度の心配は回避されます。

注意点はそれだけではなく、フトアゴ程度の大きさのある生き物であれば問題ないですがヒョウモンやヤモリなどの小さい個体やアマガエル程度の小さい個体に関しては注意が必要です。
ミルワームは常に餌をバリバリ食べてて、大根葉などを与えると分かるんですがバリバリと勢いよく食べるんです。
爬虫類の多くは歯があまり丈夫で生え揃ってないために餌は丸のみです。
ミルワームなどの顎が若干強い生き物を丸のみすると食道から胃にかけてのどこかで生きたままのミルワームがかじって怪我をしてしまう場合があります。
ウチでは経験はないんですが、そうなった場合はそのまま吐きだすことが多いので与えた場合は食後しばらくは注意が必要です。
ピンセットなどでミルワームの頭をつぶしてからあげる事で回避出来るみたいです。
繁殖に関して
ちなみに、バイオワームに近い生き物なのである程度の温度がある場所で適度に野菜くずなんかを与えておくと次々と蛹になって気がついたらいつの間にか成虫になってます。



蛹になると上記の写真みたいな感じでウネウネと腹部だけが動いてます。
たまに成虫がこれを見つけるとここぞとばかりに襲撃して気がついたら食ってしまってるので、成虫になった段階で危険を感じたら即座に違う入れ物に移し替えてあげましょう。
一応パッケージには「蛹でも安心してあげられます」みたいなことを書いてあるので、ウチでは蛹になったらカエルにあげてます。
蛹になってからは結構速いタイミングで勝手に成虫になります。



これ成虫。
見た目はコメツキムシに似てます。
気がついたら成虫になるんで、成虫になったら成虫だけを今度は新しいフスマに入れ替えて放っとくといつの間にか成虫が死んでます(爆
しかし、それでいいんです。
無駄死にではなく、役目を終えたオスがそこで死ぬわけですから死んだ成虫たちをそっとどけてフスマに霧を吹きつつ数日間放置しておくと・・・
いつの間にかフスマの上の方に小さい幼虫たちが顔を出し始めます。
そこからは簡単、卵から孵った幼虫たちを年代別に分けてストックしておくことで、簡単に自家繁殖が出来るってわけです。
買っても高いわけではないですが、例えばアロワナなんかの肉食魚を飼ってる人なんかは大量に必要だったりするのでそう言う人は自家繁殖を狙ってもコスト削減になるんじゃないでしょうか。
ちなみに幼虫時はそんなに共食いはしないですが、成虫になるとガンガン共食いし始めますんで餌をこまめに入れましょう。
野菜だろうが鶏肉だろうがなんだろうが食べるので夕飯の時に出た捨てる部分をあげると何でも食べて栄養満点になります。
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