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ヨーロッパイエコオロギ


詳細
このコオロギは比較的簡単に手に入ることから、活き餌としては爬虫類に限らず、カエル、タランチュラ、サソリ、アロワナ、サル、トリなどさまざまな生き物に与えることが出来るので便利です。
今はコオロギ専門のコオロギ屋さんもいますから、一年を通していつでも手に入れられるという意味では相当餌としては優秀であると思います。
コオロギといえば、日本にもいるエンマコオロギなんかでも全然代用が効きますが・・・入手できる時期というのが限られてますので、その時期にあわせて捕獲しに行く事になります。
しかし、ヨーロッパイエコやフタホシコオロギなどは、バイオコオロギと言っても過言ではないので、一年通していつでも繁殖します。
言い換えれば、どの季節だろうが欲しいサイズのコオロギが入手可能ということになります。
栄養価はそこそこ標準なので、安心してあげることも出来ます。
しかし、あげる生体のサイズなどを考えてあげないと面倒くさいことにもなってしまいます。



写真向かって右側にいるのが成虫(♀)です。羽と卵管が見えます。
真ん中にいるのがちょうどサブアダルトくらいのMサイズです。このサイズが一番使いやすく、一番人気があるようです。
ちなみに、羽が生える前の状態のほうが消化やストックに関してもマイナスにはならないのでオススメです。
向かって左、小さい固体がSサイズです。
生まれたばかりのベビーやニホンヤモリ程度の大きさのペットであれば、この程度のサイズが適しています。
かつて管理人がまだサソリなんぞを飼っていた時は、いつもSサイズのコオロギをあげてました。
ただ、栄養のバランスを考えると、コオロギだけをあげつづけるわけにもいかないので、いろいろとバリエーションを考えてあげましょう。
■ 飼育方法
日本で取れるコオロギの飼育と同じで全然いけます。
ヨーロッパイエコオロギの特徴は
・安い
・丈夫
・成長が早い
・低温に強い
・何でも食べる
・うるさくない(フタホシに比べて)
という感じです。
元々鳴く虫ですから、うるさくないと言うには若干語弊があるかもしれませんが(汗
ただ、一言言えば、「ほっときゃ増える」というのが事実です。
必要なものとしたら、普通の虫かご(本気で増やすつもりなら結構大きなものを)に土を10センチくらい敷いて、ダンボールや卵クッションなどを無造作に入れ、そこにコオロギを入れるだけでOKです。
餌は直接土に触れるとカビますんで、出来れば餌用の皿を設けるか、楊枝に刺した餌を土に刺すのがいいと思います。
餌に関しては、コオロギは雑食王なので、何でもあげていいです。
栄養面での弱点を補うのであれば、コオロギに足りない栄養素を含んだものをコオロギに与えれば間接的にフトアゴが摂取できるようになります。
中には、フトアゴフードを全然食べないからコオロギに食べさせてそれを与えるという人もいました。
基本的にはコオロギはドッグフードだろうが野菜だろうが外に落ちてる虫の死骸だろうが紙だろうが何でも食べちゃいますので、ご飯の時に出る野菜のあまり部分などをあげるのがベストだと思います。
死んだコオロギを乾燥させておいて、それをすりつぶしたものをストックしておいて野菜にまぶして与えると無駄がなくていいです。
野菜は水分補給のためにこまめにあげるのをオススメします。
■ 繁殖について
大食いの種や数多く飼育している場合には、餌も相当な量が必要になってきます。
となると、毎回毎回コオロギを注文するのが面倒くさくなってきます。
そんな時に思うのが「自分で増やしちゃえ」というものです。
飼育が大変な活き餌ならまだしも、簡単に増えてしまうコオロギですので、増やせる人は自分で増やすのもいいと思います。
特別に必要な設備があるわけでもありませんので、安心して今日からコオロギが増やせる上、大量に増えますからコストの低い活き餌と言えます。
Lサイズなどのアダルトのコオロギを買ってきてしばらくすると、♀が土の中やシェルタ近くに卵を産み始めます。
土がなくても勝手にどこかに産み落とすほどたくましい生き物なので、無駄がないように産卵できる場所を作っておきましょう。
虫かごに土を敷く方法と、飼育自体は新聞紙で、産卵のためにだけタッパに土を入れたものを入れておくという方法があります。
後者の場合は、サイズ別にストックする際に便利です。



これがコオロギの卵。
細長い米のような形をしています。
湿度さえちゃんと保っていれば常温でも比較的普通に孵化します。
さすがに冬場はプレートヒーターなどで加温が必要になりますが、関東なら10月半ばくらいまで全然普通に孵化しました。
交尾→産卵→孵化までのペースが異常なほど早いのですが・・・バイオコオロギなんで気にしません。
累代飼育を重ねて食べられるためだけに作られてるコオロギが餌用として売られてるわけですから、生体としての一生は短いです。
本来、春に孵り秋に卵を産みというペースなはずなんですが、寿命が3ヶ月くらいに短縮されています。
その分、サイクルが早いので、大量に増えるような仕組みになっています。
ちなみに、バッタなので生まれたばかりの子供も一緒に入れておけば気がつくと全部食べられてしまいます。
ので、生まれた子供もしくは生まれそうな卵を前もって別のケースに入れて育てましょう。
サイズ別の管理が楽になりますよ。
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